ホモサピエンス日誌。

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マレーシア64日目: 英語ブログ、始めます。

(※英語文は次回投稿時に載せます)

 

マレーシアのお隣、シンガポールからこんにちは、かとけいです。

 

前回も書きましたが、今留学生の友達と旅行に来ています!今日はユニバーサルシンガポールに行ってきました!ユニバーサルシンガポール(通称USS)は日本のUSJと比べれば規模が小さいですが、その分パーク内を回りやすいです。ジェットコースターの種類も豊富で待ち時間ほぼゼロなのでかなり快適に回ることができました!USSについてはまた詳しく投稿するかもしれません。

 

さてさて、今日のお題は「英語ブログを書くこと」についてです。

駄々こねてないでさっさと英語で書いたらどうなんだ、とそんな声が聞こえきそうです。笑

実際、本当は日本語と同内容で英語で文章を書いてみようかなと思って書き出してみた訳ですが、いかんせん上手くいきませんでした。笑

 

最初は日本語を書いて、それを英語にしようと試みました。ところがどっこい、僕のブログの性質上なんだか如何にも日本人の内面的なことをツラツラと書いているわけなので、英語に翻訳しても文化的な違いもあるのでなかなか伝わらないなぁと。

 

逆に英語から書き出してみてもなんだかただの日記みたいになってしまいました。例えばこんな感じ、、、。

"I went to Universal Studio Singapore, which is located in Sentosa Island, the south part of Singapore. It was the first time to go there. The attraction in USS was awesome!" 

 

うーん、全然面白くないなと。笑

何よりも頭から日本語を介さないで出てくる英語のレベルがまだまだ低すぎて、何ともチープな英作文しかできません。笑 これを日本語に翻訳したらもっと悲惨なことに。これも断念しました。

 

で、どうしようかなと考えた挙句、日本語のブログと英語のブログで多少違いが出てもいいんじゃないかと。ただあまりにも日本語と英語の内容が違いすぎても同じブログ内で並列して書く意味がなくなってしまうので、うまいことこの二つをリンクさせるための仕掛けとして思いついたのが「一投稿、日本語一単語紹介」でした。

 

簡単に言えば、日本語で書きたいことをとりあえず書いてみて、その記事のテーマと関連した日本語を一つ紹介すること。例えば前回の2ヶ月を振り返っての記事のキーワード「英語学習」「人見知り」と関連した単語として「コミュ症」を取り上げて英語でその説明をしつつ、そこから派生して日本語のブログ記事の内容へともっていこうかなと。  

言い換えれば、海外の人には理解されにくいような日本文化について簡単に説明したのちに、それと関連づけた自分の体験などについても折に触れて紹介していくということです。

 

なんだか複雑な言い方になってしまいました。「日本語の一単語紹介+エピソードトーク」と思ってもらえば大丈夫です。もちろんこの試みが上手くいくかわからないので、何回か投稿してみてまたやり方を変えていくかもしれません。笑

 

かとけい

マレーシア渡航60日目:留学2カ月。現状とこれからと。

マレーシアからこんばんわ、かとけいです。

前回のブログ更新からだいぶ間があいてしまいました・・・。

 

 ここ2週間はいつものごとくリーディング課題に追われながら、息抜きに海外ドラマでも見るかと思ったら案の定ハマってしまい、リーディング終わらない&海外ドラマ見たいのジレンマで寝不足が続いております。笑 

明日からはMid-term Breakということでルームメイトと留学生の友達とともに、マレーシア国内とシンガポールに行ってきます!

 

 

 先週は日本から持ってきたパソコンがスクリーンとキーボードが分離して(surfaceみたいな感じになりました)まさかのその週までのレポート課題が提出できないかも、というピンチに見舞われました・・・。結局カナダ人の留学生に手伝ってもらい何とかパソコンを買い、レポートを仕上げました・・・。てなわけで今は新しいLenovoのPCを言語設定を日本語化して、カタカタブログを書いています。いやーこの2カ月間ほんとにトラブル続きで嫌になりますが、こうやってトラブルシューティングの力を伸ばしているんだ、って勝手に思い込んだりしております。笑

 

 実際パソコンをマレーシアで購入するにあたり、本当に苦労しました。マレーシアの電脳街(東京で言ったら秋葉原みたいな)のPlaza Royatに行ったのですが、もうそこらじゅうのショップ店員に話しかけられまくるという・・・

 

「そこのお兄さん、このパソコンは15inchのcore i7の・・・で、しかもディスプレイは・・・で、今ならこのガジェットもつけて・・・、なんと特別価格の・・・RMだよ!」(RMはマレーシアの通貨)みたいなセールストークをマッハでするショップ店員にただ頷いて、「OK、OK、わかった、あとでまた来るからよろしく」なんて言って(このショップには二度と入らねー)とそそくさと退散したり・・・。笑

 

 まあ最終的に満足できるパソコンを見つけ、友達のカナダ人にも「うん、まあいい買い物したんじゃない?結構時間かかったけど笑」と若干の苦笑いをされながらも、なんとかなりました。笑

 

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(新しいお部屋。あいかわらず写真のセンスはなし)
 

 で、気づいたらまさかの留学2カ月経過してました・・・。ほんと早すぎてびっくです。この2カ月で何か成長できたのか正直わかりません。授業で毎回発言しようと思いながらも、発言するタイミングを見失ってモンモンとすることもよくあるし、まだまだグループディスカッションで自分の思っている意見が言えないことのほうが多いです。「旅の恥はかき捨て」とフェイスブックで書いた気がしますが、恥をかくのにも勇気がいるし、それができる心の余裕が必要だと感じた2カ月です・・・。以下、「英語に関して」「留学生活全体に関して」と分けて書きます。

 

 

英語に関して

 この2カ月は自分のなけなしの英語力をどうやって改善していくか考えまくった期間でした。笑

 

 前回までで書いたように「大学までの行き帰りでVOAを聞きながら、家ではシャドーイングして録音」することに加え、「NETFLIXで海外ドラマを使った学習」を取り入れました。なぜ今更海外ドラマなんてみてるの?日本で見たら?と思われる方もいるかもしれません。最大の理由は「長続きして、英語に浸れる娯楽」がほしかったことです。

 

自分はシャイでフレンドリーに話に行けない分、スピーキングの機会がどうしても少なくなってしまいがちです。笑 

かと言って英語論文とにらめっこしても日常会話が上達するわけではないので、NETFLIXで「フルハウス」や「ゴシップガール」といった海外ドラマを英語で見ながら、なるほどこのシチュエーションではこんなことをいうのかと吸収しながら、ルームメイトや気の知れた友達に使ってみたり。ただあまりにも中毒性が高いので、英語学習そっちのけで見ふけってしまうのが問題ですが。笑

僕も根が真面目なので、英語は勉強するもの!という意識が強く、なかなかこういった海外ドラマは敬遠していたんですが、そもそも英語に触れてる絶対量が少なすぎるなと感じたので楽しみながら続けられる、もちろん日本に帰ってからでも使い続けられる教材として最適かなと思いました。

 

 英語力の変化に関してはこの2カ月で目立った変化はあまり見られません。しいて言えば、ちょっとだけリスリングが楽になったことくらいでしょうか。ただほんとにそんな大きな変化はありません。留学から帰ってきても、これから先一生(僕が英語が嫌いにならない限りは笑)英語の学習は続くので長期的にコツコツやっていくしかないです・・・。あとはとにかく英語を楽しく、勉強チックにならないように(もちろん勉強も大切だけど)学習していくことが今後ずっと英語と付き合っていく上では重要なことかなあと今感じています。

 

留学生活に関して

 正直マレーシアに留学して2カ月間で自分の不甲斐なさをひしひしと実感して、人生で一番といって良いくらい劣等感を感じました。

「なんであの子はあんなに英語が流ちょうに話せるのに、自分は話せないのか・・・。」

「みんな留学生とすぐに友達を作って、楽しそうにしてるのに、自分はなんで今部屋で勉強してるんだろう・・・。」

実際自分はシャイで、なかなか新しい環境で友達を作っていくのが得意なタイプではありません。だから海外の留学生をたくさん作って、遊びに行っている日本人の留学生が羨ましかったし、周りと比べて自分も必死に友達作りに奔走した時期もありました。

 

 ただ陽気なフィリピンのルームメイトたちや、気さくに話しかけてくれるローカルの生徒や留学生のおかげもあり、最近徐々にですが友達の輪ができてきたかなという気がしています。笑 今までの自分の経験を振り返ってみると、高校でも大学でもなかなか溶け込むことが得意ではなかったので、これに関しては語学力関係なく、他人と比較せず、自分の思ったように自分のペースでやっていくことが一番だなと思いました。

 

 

 そしてこの2カ月で一番強く実感したこと。「考えて、行動して、失敗して、また考えて・・・」この繰り返しが大事だなと。

出来ないこと、勇気が出ないことだらけで、そのたびに考え込んでしまいますが、その繰り返しで「もっとこうしたらいいかも」と新しい考えが頭に浮かんで、それがうまくいくこともあれば、いかないこともあり。

この2か月間、授業の受け方や英語の勉強の仕方など自分なりに考えてみたことを発信してきましたが、実際その通りにはいかないこと、途中で違うなと思うことも多々あります。ただこうして「考え、行動、失敗」という過程を通して、少しずつ自分らしく成長していけるのかなとこの2カ月間で思いました。「行動」という面ではまだまだ足りていませんが、自分のペースで少しずつ改善していこうと思います。

親にも「あんた、ネガティブすぎるし、そんな短期的に結果がでるわけない」と言われたばかりなので、とにかく「少しずつ」を念頭に置いて。笑

 

「劣等感を感じる」と書きましたが、日本で感じたことのないレベルで自分の力のなさを呪い、こうして負の感情を含めていろいろ感じられるのも留学の醍醐味かなと悟ってみたり。笑 

マレーシアにきてこれまでの自分がいかに恵まれていて、いかに傲慢だったか思い知らされました。当たり前に感じていたことがこのマレーシアでは当たり前でないこと。満たされた環境の中で、食べ物や生活、周りの人々への感謝の気持ちが足りていなかったなあと。ここにきて、友達で英語で会話して笑いあえたり、日本食を久しぶりに食べて、日本食ってこんなにおいしかったんだと再認識できたり。

 

それに留学はアルバイトなどがない分、自分の時間が増えました。これは来る前の予想とは裏腹で、留学中勉強・勉強・勉強で寝る暇もないかなと思ってたんですが、思った以上に勉強以外の自分の時間が持てます。なので授業後や休みの日に家にこもって勉強していることもありますが、ルームメイトや友達に誘われて旅行や遊びに出かけることも。ベットでゴロゴロして空虚な時間を過ごして、「マレーシアに来て何してるんだろう、なんかしなきゃ」とその辺ウロウロして無駄に気疲れするときもあります。笑

 

ただ実際、こうやって自分の慣れない環境に晒されて、なんとかこの地に適応しよう、うまくやっていこうと考えている今が一番「自分の性格や英語力と向き合えている時間」なのかもしれません。

 

自分から見ても、客観的に見てもまだまだ足りないことだらけな自分ですが、こうした「考えて、行動して、失敗して、また考えて」の中で自分の弱い部分を受け入れて、それを少しずつ改善しつつ、自分の速度で進んでいけば、この留学が終わった頃、とは言わないまでも数年後(チキン野郎)かにはそれが大きな差になるのかな、なってほしいなと感じる今日この頃でした。

 

 

P.S. もう少し更新速度を上げて、日々のイベントや勉強について書いていくよう努めます。笑

 

かとけい

マレーシア渡航41日目:今の英語力とこれからと

先日は留学生とアイススケートに行って、相変わらずの運動神経の無さに絶望しました、かとけいです。

 

これまで「マレーシア渡航〇〇日目」とカウントしてきたわけですが、ついに40日超えてしまいましたね・・・。一体自分の英語力に変化は表れているのか・・・。冷静に考えてみると、TOEICTOEFL(留学生のための英語能力測定テスト)の点数的にはそんな変わってないんじゃないかなあと。

 

というのも、この一カ月はマレーシアでの生活に慣れるのでいっぱいいっぱいだったのと、授業が不安すぎてひたすら毎日リーディングばかりしていて、肝心の英語力向上そのもの(もちろん授業内容も大事だけど)に目が向いてなかったなあと。スピーキングに関してもどちらかというと、日常会話が主でなかなかアカデミックな会話の練習ができずにいます。

 

そこで!今日は最近の英語学習そのものへの振り返りと、これからの学習計画についてざあーと洗い出してみようかなあと思います。この投稿の中で僕の英語のスコアについても赤裸々に告白しておりますが、このブログを読んでくださっている留学を目指している方、これから留学される方、はたまた留学中の方に「ああこれくらいの英語力だとこうなるのか」というのが見えやすいかなあと思ったからです。正直言うのがはばかられるような点数ですが、皆さんの英語学習の一助になれば幸いです。

 

肝心のスコアについて。マラヤ大学に出願するために受けた12月のTOEFLは76点と何とも微妙というか残念な点数です。TOEICは長らく正規テストは受けてないのでわかりませんが、留学直前に買ったTOEIC模試みたいなのがだいたい800点くらいです。(12月からはちょっと進歩したかな?模試なのでまったく信ぴょう性ないけど)

このTOEFLの点数の取り方もなかなかに偏っていて、ReadingとWritingで24点くらいとって、ListeningとSpeakingはお察しの通りなかなか悲惨な点数でした・・・。そしてこのスコアの取り方の何がまずいかというと、相互的なコミュニケーションのために必要なリスニングとスピーキングが圧倒的に足りていないことです。こっちに来てからひしひしと実感しております。

 

この残念な英語力を踏まえてのこれからの目標なり、勉強プラン。

まず目標について。帰国後は「TOEFLR28, L25, S22, W25のトータル100点を突破

このTOEFL100点、正直言って現状ではかなり厳しいです。TOEFL100点はもはや990点満点のTOEICでは測定不能な領域といっても過言ではありません。「無理やろ」「現実的でない」そんな声がどこからともなく聞こえてきそうですが、これくらい高い壁を設定しないとやる気が保てなくなるので・・・。

真面目に一つ一つのセクションを見てみると、リスニング15点からの25点、スピーキング15点からの22点が一番の鬼門です。

 

で、これを達成するための勉強法。

この2週間前から始めた「シャドーイング」(聞いたものをスクリプトを見ずにそのまま口に出していく方法)をこの一年間は継続しようかなと。

このシャードイング、英語のイントネーション、リズムをつかむためにも最適なトレーニングなので、スピーキングにも効果あるかなと。家でひたすらICレコーダー片手にぶつぶつ言いつつ、大学の行き帰りのバスもほかの人に聞こえるか聞こえないかくらいの声でぶつぶつ言ってます(変人)自分の声録音するとわかるんですが、何ともチープで平坦な響きがあります・・・。たぶん日本語がそれほど抑揚をつけて話す言語でないのも関係していると思いますが・・・。ネイティブっぽく話すにはもっとリズム感とイントネーションをもって話さないとって気がしてます。

 

あと前の投稿でもちらっと書いたのですが、「自分で問いを立てて回答を作成する」というトレーニングも継続していきたいと思います。ただこれも少し修正が必要で、まず回答の型のバリエーションがあまりにも少ないので、反射的にスムーズに言えるようなフレーズの練習がいるかなと思っています。

 

もちろん授業の予習で大量のリーディングがあるのでこれも毎回消化していきつつ、留学生たちとワイワイしつつ、息抜きかつヒアリングとしてNetflixで海外ドラマ見つつ・・・。どれだけ英語学習そのものに時間を捻出できるかわかりませんし、留学生との時間も大切にしたいのでなかなか思うようにいかないとは思いますが・・・。

 

マラヤ大の授業すべてがそうとは限りませんが、授業の予習、復習が大変すぎてほかのことに手が回らないということが今のところないので時間の使い方次第ですね・・。

 

こうやってブログで目標も勉強法も書いたからにはやらないと・・・ということで残りの留学生活楽しみながら、ヒイヒイ言いながら頑張ります!

 

かとけい

 

 

 

 

 

 

 

マレーシア渡航37日目:プレゼンに見る「批判」と「非難」の違い

お久しぶりです。かとけいです。

前々回から「東京観光」についての記事を投稿すると言いながらなかなかまとまった時間がとれずになかなか書けずにおります(言い訳)

お許しください・・・

 

それよりもとにかく、何としてでもブログを更新していかないと!という義務感から本日もブログ投稿に励んでいる次第でございます(笑)

 

最近はというと、実は日本から帰ってきてから一週間は実はあまり体調がよろしくなく、昨日はついに38.5°の熱と腹痛と頭痛に悩まされていました・・・。今日は何事もなく授業にいけたのが不思議なくらいです・・・。ただやっぱり日本とは違う環境にいる分、体調管理にはもっと気をつけなければと思わされた一日でした。体調崩しながら無理して勉強しても元も子もないなあと・・・。

 

なかなか授業の予習と留学生とのマレーシア観光に忙しい毎日ですが(笑)、自分の体調には気を使いつつ、頑張っていこうかなと・・・。

 

最近の授業について。

授業ではチュートリアル(生徒が自主的にプレゼンテーションを作ってそれに対してほかの生徒が質疑応答をする形式)が始まり、学生間の活発な議論もなされています。

まだまだ自分がそれに入っていけないのが悔しいところでもあります。

ただほかの人の質問の仕方であったり、要点のまとめ方をじっくり聞ける機会になっていいかなとかなり自分勝手で、傲慢な解釈をしています(笑)

 

このチュートリアルで思ったのが「批判」と「非難」の違いについて

辞書的な定義によれば、

『批判』

[名](スル) 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を―する」「―力を養う」

 

 

『非難』

[名](スル)人の欠点や過失などを取り上げて責めること。「不実な態度を―する」

 

引用:コトバンクデジタル大辞泉 「批判」「非難」 

ということになっています。

 

上記の定義に従うと、日本では質疑応答のときに後者の「非難」が多くなりがちで、海外では前者の「批判」にあたるのかなあと」思いました。

「海外では○○」というのがかなり乱暴で大雑把な言い方になってしまいました。

(以下「日本では」「海外では」という乱暴な言い方続きます)

まだまだマレーシアにきて日も浅いのに何を悟っとるんだと言われそうですが、あくまで直観的に思ったことなのでご容赦ください(笑)

 

 

仮にプレゼンターがあまり出来の良くないプレゼンをしたとして、それに対する質疑応答がされた時のことを考えたとします。日本だとこのようなプレゼンに対しては厳しいコメントの嵐になることが予想されます。笑

対して海外ではどちらかといえば、もちろんそのようなネガティブなコメントもあることにはあると思いますが、プレゼンターのことを思った優しいコメント(この言い回しがすでに考え方が非難めいてるけど)になることが多いかなあと直観的に思いました。

 

「あなたはAとBについて述べましたが、なぜAとBを引き合いに出したかという理由が述べられていません。また最終的に何が言いたかったのかわかりません。」

という言い方と

「AとBについては私も共感できます。私が興味があるのはなぜあなたがAとBという点を取り上げたかという点についてです。またこのプレゼンを通してあなたが言いたかった独自の見解について聞けると嬉しいです」

という言い方では、内容は同じでも相手に伝わるニュアンスはだいぶ違います

前者がとにかく相手の議論の矛盾点を指摘しているのに対して、後者は相手へのプレゼンに興味を向けつつ、さらに意見を引き出そうとするニュアンスが出ています。

うまくいえませんが、相手のプレゼンに不足している点を「責め立てる」か、相手の気持ちを考えて「評価する」か。

マラヤ大学のローカルの学生、また世界各国から集まっている学生たちはプレゼンターへの敬意を忘れることなく、「評価」の作法について心得ているのだなあと感じてます。

 

日本では「論破」という言葉がよく使われますが、議論の場において相手の意見・考えを論破するのは良いことではない気がします。目的が相手を言い負かすことになっていて、結局結論が出てこないし・・・。それと同様に「ここが悪い」「ここが変」と相手の意見を非難することが自分を含め、よくあることだなあと反省しました。

 

「海外ではハッキリとした物言いをしなければ伝わらない」とよく言われますが、それは相手にお構いなしでズバズバいうことではなく、不足している点を明確にしつつも、さらに良いものにするためのポジティブなアドバイスをする「批判」をすることでもあるのだなと気づかされた一日でした。

 

 

「日本では」「海外では」と乱暴に括ってしまいましたが、もちろん国を問わず、相手のことを思った「批評」ができる人はいると思います。自分もともすれば「非難マン」になることが多いので、この点に気をつけます(英語でこの気遣いをするのは相当難しいけど)

 

なんだかすごく上からの言い方になってしまいましたが、ぜひぜひこの「批判」精神を実践していきたいなと思います。

 

(2000字超えてました。軽いレポート・・。英語でもこのくらい書けるといいのに笑)

 

かとけい

 

 

かとう、日本に戻るってよ。 part1

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前回の投稿でもお話しした通り、ビザを取得しに日本に一時帰国致しました。笑
 
正直ビザを取るためだけに日本に戻るなんて、とあまり乗り気ではなかったのですが、懐かしい高校の友達、新しい東京の姿、懐かしさ目新しさありのとても有意義な東京観光をすることができました。
 
前回はlonely planetを見て実際の東京と見比べてみるなんて試みをしてみようかという話もあったんですが今回はとりあえず置いといて(笑)、東京に行って久々に友達と会って思ったこと、考えたことを率直に書いてみようと思います。
 
 
東京で約1年ぶりに高校の友達と会いました。彼とは高校時代同じ部活で、僕が勝手に勉強のライバル(目標)にしてた子なんですが笑、大学でも勉強方面で頑張っているとのことでした。今でもすごい努力家で、ちょっと変わったところはあるけれど笑、実直に勉強に取り組んでる姿を見て、僕もマレーシアで頑張らんとな思わされました。と同時にこうやって高校から卒業して3年経った今でもお互い進む道は違えど、切磋琢磨し合える仲間がいるというのはいいなぁとも思いました。
 
それともう一つ。その子と話してて思ったのは自分にはまだまだ軸がないなぁと。その子はやると決めたらとにかく行動で、他人にどう言われようがまっすぐ突っ走っていくタイプの子で、それに比べて自分は何とも蛇行運転で生きてきたなぁと。
 
「考えすぎはよくない」「普通じゃないとダメ」「とにかく友達を多く持たないとダメ」そんな固定観念が自分の中で支配していて、それがいつまでも「自分らしさ」みたいなものを作るのを邪魔してきてきたんだなと。「変わらなきゃいけない」と思うあまり、自分の目指すところの照準が定まらないまま20年きてしまいました。
 
その子のイキイキとした表情から思わされたのは「変われない、変わらなくていい自分」があってもいいんじゃないかなと。絶対こうすべきなんていう基準はどこにもないのでとにかく自分の思ったままに考えるなら考え抜いて、自由に行動していこうと思わされました。
 
もちろんマレーシアで変わらないといけない部分も多々ありますが、それ以上に自分の今あるものを活かして、他の人の言動に縛られない「自分らしさ」を見つけていこうと再認識させられた東京観光でした。
 
トビタテ留学JAPANで立てた目標。
「自分らしく、自分のやり方で、発信していくこと」もこのブログで今のところ情報量としては多くないですし、なかなかアッと驚かせるような投稿はできていませんが、それでも自分の意見、考えを自分の中でまとめるとともに、それを知ってもらういい機会になってるんじゃないかなぁーと。
それに留学中は誰もがポジティブなことからネガティブなことに至るまでいろんなことを考えると思うのでそれを断片的にでも発信して、来年からの留学生やこのブログを見てくださっている皆様にお伝えできれば幸いです。
 
 
さて今回は東京観光と言いながら蓋を開けてみれば観光そっちのけで、かなり自戒的というか、ポエマーチックになってしまいましたが、次回は宣言していた通り東京観光レビューを書こうと思います。ただ結構量が膨大なので更新までに時間かかるかもです。笑

マレーシア渡航30日目:「英語で意見が伝わらない」について科学する

どうもかとけいです。連日続けての更新になってしまいました。笑

 

今日の一つ目の授業が終わり少し思ったことがあるので書き留めておこうと思います。さっきはHuman Rights and International Politics (人権と国際政治)についての授業だったのですが、教授の質問で「死刑制度がある一定状況において認められるとすれば、それはどんなときか」という質問に対して「凶悪な犯罪を犯したとき」「汚職問題」などという答えが上がり、ここしか発言できそうにないと思い、僕も「その犯罪者が自分の罪の自覚があるかないかに寄ると思います。」といったようなことを言ったのですが、いかんせん(たぶん)通じてませんでした。笑

 

英語にしてみると"It depends on whether criminals feel guilty or not." というような感じで言ったと思うんですが(これがあってるかどうかはわからないけど)教授に"Guli...what?" みたいな感じで聞き返されて何度か同じことを言ってやっとそれを認識してもらえたみたいです。笑

 

まあ通じなくて何が悪いの「開き直り精神」も大事だと前回は書いたのですが、今回は精神論的な観点ではなく、「じゃあどうして自分の英語が通じないのか」ということについて実践的に思考してみようと思います。

 

結論から先に言うと「①発音が悪すぎる ②文脈が不明瞭 ③そもそも言いたいことがない」この3つが主な要因として挙げられるのではないかと考えました。

 

もっと具体的にするためにさっきの僕の授業の発言をもとに考察してみます。笑

①発音が悪すぎる

おそらく教授は僕の言ったguiltyという言葉が別の言葉、あるいは理解不能なものだったのだと思います。笑 特に"L"の音をうまく僕が発音できなかったのじゃないかと。

 

②文脈が不明瞭

発音の悪さに加え、自分の説明があまり詳細でないというか簡潔すぎて意味を読み取ることを難しくしているのではないでしょうか。「犯罪者の中には罪を犯したことに罪悪感を感じるどころか、自分の行いを正当化しようとする人もいる。例えば、、、」みたいな感じにより具体的に発言できればもし「guilty」が聞き取れなかったとしても理解が容易になるのではないでしょうか。

 

③そもそも言いたいことがない

そもそも根本的な問題として日本語でも言いたいことが思い浮かんでいない可能性。今回はとっさに考えて発言したものであまり練られたものではありませんでした。もちろんその場で即興で意見をまとめることも大切ですが、英語で話さなければならない分負荷がかかります。

 

とざっくり書くとこんな感じだと思います。

ではどうすれば相手に通じるようになるかと考えた結果、予習である程度はこの3つの負の要素を減らせるのでは?と思いました。

 

授業が始まって2週目まではとりあえず出されたリーディングをひたすらに読みまくるといういわゆるガリ勉式をとってきましたが笑、これからは「リーディングとスピーキング」の2つを意識して勉強してみようかなと。

 

一見すると膨大なリーディングの読破に加えてスピーキングもするなんて不可能に思えますが、スピーキングを意識してリーディングをすればむしろ要点をおさえながら効率よく読めるのではないかと予想しています。

 

まずは周辺概念を理解して、自分の興味関心のあるテーマであったり与えられた問いと結び付けて自分の言いたいことを紙に書き出してみる。今度はその文章を口に出してみるとともに録音して自分の発音の悪さについて知る。笑 今は便利なものがあり、書き出した英語を読み上げてくれるサービスもあるので、それを使って正しい発音の仕方をする。

 

まだ構想の段階なのでこんなうまくやれるかわかりませんが(構想を練るのだけは好きな人なので笑)、これを繰り返すことで授業でもっと積極的に自信をもって臨めるのではないかと考えました。

 

もちろんその場で英語で考えて、英語で話せることが理想ですが、その前段階として教授が聞きそうなことを予想してそれにうまく受け答えができるような訓練をしておくことが大事だなあ(「ヤマを張る」なんて言い方もありますが笑)、授業中にそんな妄想にふけっておりました。笑

 

とこんなこと考えてブログ書いてる暇があったら勉強しろよと。

その通りですね。笑 今から頑張ります。

 

ちなみに明日から一時日本にビザ取りに帰国します。泣

・・・残念ながらやはりビザの件は帰国以外に何ともならなかったようで・・

 

まだ留学して一カ月なのにこんなハプニング(もちろん自分の責任も大きい)に見舞われると思いませんでしたが、逆にこのタイミングで日本に帰るということでなにかできないかなぁと思ったりもしています。(開き直り)

今考えているのは、Lonely Planet (英語旅行ガイドブック)を買って、海外の人の考える日本の魅力について知りつつ、実際にそれに書いてある観光地に行き、本に書いてあることと見比べながら思ったことをブログで書こうかなと。欲張りすぎ感が否めませんが笑

 

たった4日間の滞在でどこまでできるかわかりませんし、そもそもビザもうまくとれるかわかりませんが、やれるだけのことはやってみようと思っています。

 

かとけい

 

 

マレーシア渡航29日目:マラヤ大学での授業紹介!

 こんにちは、こんばんわ。ナシゴレンが美味しいマレーシアからかとけいです。

ナシゴレンはマレーシアなどの東南アジア圏で食べられるピリ辛の焼き飯です。)

 

さて早いもので授業も3週目に突入しました。今はリーディングのあまりの多さに毎日寝不足の日々が続いております笑

 

今日はこのセメスターで取っている授業についての軽い紹介(来年度からのマラヤ大生に留学される方の参考になれば・・)をしたいと思います。

このセメスターで取っている授業は以下の通りです。

①Human Rights and International Politics (人権と国際政治)

②Foreign Policy Analysis (外交政策分析)

③Cultural Tourism in Southeast Asia (東南アジアにおける文化観光学)

④Advertisement (広告学)

⑤Elementary Malay Lungage (初級マレー語)

はい、こんな感じです。このセメスターは基本的に大学での授業の延長線となるような授業をとってみたつもりです。一見何のまとまりもないように思えますが、実はほとんどマレーシアのことが絡んできています。笑 

外交政策の分析をするにしてもマレーシアの最近の外交政策を国際関係論の視点(リアリズムとかリベラリズムとか)から分析したり、広告学でもマレーシアの多民族社会にフィットする、あるいは避けるべき広告・PRのあり方を考えたりしています。

 

簡単に一つずつ紹介していきます。

①Human Rights and International Politics (人権と国際政治)

 国際政治・国際関係論の視点から人権について考える授業。イスラムの教えと「普遍主義」(全人類に普遍的な人権が存在するという考え方)とは相いれないものがあるのではないか、といったような議論をしています。

 

Foreign Policy Analysis (外交政策分析)

 これのリーディングのキツさが半端じゃない。笑 国際関係論の根幹をなす理論(Realsim, Liberalism, Structralismなど)について理解を深め、この理論を使い実際の外交政策ブッシュ政権イラク戦争ケネディキューバ危機など)を分析する授業。宿題というか、これだけは読んでねっていう本の量が信じられないくらい多い。笑 この授業の予習で毎日50ページくらい読まされます。ただその分授業の濃さも桁違い。

 

③Cultural Tourism in Southeast Asia (東南アジアにおける文化観光学)

 これは今のところそんなにキツくないです。Tangible Heritage (有形文化遺産?)とIntangible Heritage (無形文化遺産)などについてマレーシアの文化遺産などを具体例にして学びます。レポートが15枚以内って書いてあって、8割くらいは書いてって言われた気がするんだけど、いったい何字なんだろう笑

 

④Advertisement (広告学)

 広告学の基礎について学び、マレーシア国内外における広告業の分析をします。このクラスはローカルの生徒20人くらいと留学生の僕1人だけで毎回教授が「日本では広告はどんな感じなの」みたいな感じで突然聞いてくるのでなかなかにハードです。笑

 

⑤Elementary Malay Lungage (初級マレー語)

 まだ一回しか授業出てないのであんまりわかんないですが、先生が留学生をマレー語でいじり倒すので、僕たちは完全に置き去りにされています。笑 あのジョークが聞き取れればこの授業はクリアということでしょうか。

 

ちなみに基本的にマラヤ大学の授業は2時間のレクチャーに加え、1時間分のチュートリアルがあります。チュートリアルでは授業に関する問いが与えられて、それについてディスカッションをするという形式です。レクチャーがインプットなら、チュートリアルがアウトプットという感じです。

 

日本の講義と比較してですが、もちろん日本でも自分から本などを読んで授業に臨むことが求められるものもありますが、こちらではこの「自主努力」の部分が非常に大きいと思います。

 

英語習熟度の問題もあり、僕はこの「自主努力」の部分で恐ろしいほど時間がかかってしまうのですが、予習をすればするほど授業もわかるようになるので予習がそれほど苦ではありません。

 

今一緒に住んでいるフィリピンの女の子も勉強熱心で2時くらいまでリビングで格闘する日々が続いております。笑 彼女のほうが英語の能力は数段上なのにここまで熱心に頑張っているところを見ると自分も負けてられません。笑

 

「今年一年は人生で一番勉強した期間にしてもいいかな」、そんな風に思う今日この頃です。

 

かとけい