ホモサピエンス日誌。

ホモサピエンスの中のホモサピエンスに告ぐ。

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コンプレックスで悩むすべてのひとへ。

毎度おなじみ現代のホモサピエンスことかとけいです。

本日はいつもとは違う、少し深―――いテーマでお送りしたいと思います。

今日は何か身体的・精神的なコンプレックスを抱える人たちとシェアしたいことがあります。

 

「ぼくの、わたしのコンプレックス。」

皆さん、人には言えないコンプレックスってありますか???

 

・・・僕にはあります。それはずばり「薄毛」です。笑

弱冠22才にして、貫禄のハゲっぷりです。ハゲ、圧倒的ハゲです。

 

 

自分がハゲてきていることに気づいたのは高校生1年生のときでした。

何故だかわかりませんが、日に日に髪の毛の量が減っていったのでした。

もちろん当時はそれがショックで仕方がなく、自分の人生に絶望しました。

電車に乗ると見知らぬJKに「あのハゲ、キモくない・・・?」と心無い言葉をかけられることもありました。

それが当時はつらくて、つらくて。

でもそれでふさぎ込んでいてはいけない、と思い、自分の薄毛を自虐ネタとしてみんなにカミングアウトして回ることにしました。

それでくすっと笑ってくれる人もいれば、本気で自分の髪の毛の心配をしてくれる人もいて。

 

自虐ネタで笑いがとれていても、心の奥底ではやはりまだコンプレックスのままでした。

どうしても自分の見た目が気になってしまい、自分に自信が持てないし、精神的にやられている時には本当に自殺したいとさえ考えた時もありました。

 

見た目なんか、問題じゃない。

もちろん、今も現在進行で薄毛化は進行しています。

ただ、ずっと塞ぎこんでいた時期よりは自分に少し自信が持てているのです。

 

「もうハゲてもいいじゃないか、ハゲたって死ぬわけじゃない。」

そう開き直りだしたのです。髪の毛がなくたって生きていける。

「死ぬ」という選択肢は自分がそれに強烈に劣等感を感じているから出てくる。

そう気づいてから、もう自分の薄毛は前より気にならなくなりました。

 

そしてある時、こんなことを自分で言いだすようになりました。

「世界一優しくて世界一明るいハゲになる」

 

これは半分本気で、半分冗談です。

たとえ自分の髪の毛がなくたって、自分の内面が悪くなるわけではありません。

頭がピカピカ明るいなら、性格も明るくしていきましょうよと。

「自分はハゲだからさ・・・。」なんて下を向いてても誰も寄ってきません。

自分の内面を悪くしているのは、他でもない、「自分」なのです。

 

 

とはいったものの、今だって別に「世界一優しくて、世界一明るいハゲ」にはなりきれていません。

一日中不機嫌で、ネガティブで卑屈になって他の人を不愉快にさせてしまう日もあります。

そんな自分を見つめなおして、「今のままではいけない。内面的に成長しないと」と自分に喝を入れて、少しずつ自分の悪いところを治していこうと思う毎日です。

 

『理想論に過ぎない。』けれど・・・。

「そんな理想論言っても、やっぱり見た目は大事」

そう思われる方もいると思います。僕もそれは否定しません。

 

 

「人は平等」そうは言うけれど、やはりその人の生まれた環境、育ってきた環境によって人は不平等の壁にぶち当たります。

 

僕は「薄毛」という決して薄くない壁にぶち当たりました。笑

それはもう髪の毛フサフサの人が羨ましくて仕方ない。笑

 

だけど、そんなことに不平、不満を言っていても仕方ないのです。

「あの人はお金持ちだから」「あの人はイケメンだから」

そんなこと言ってても自分が変われるわけではないのです。

 

自分が変わるためには、”自分で”変わる努力をしなければならない。

僕は薄毛だったからこそ、薄毛を自虐ネタにできたわけだし、それで「なにくそ」と思っていろいろと頑張れたこともあったわけです。

それに自分とは同じ境遇にあっている人の気持ちになって考えることもできるし、そんな人たちと手を取り合ってガンバっていきたい。

 

「デブ」「チビ」「ガリガリ」「ブス」「キモい」そんな心無い言葉をかけてくる人、あるいは口には出さないけれど差別的な態度を取ってくる人は、悲しいかな、たくさんいます。それでも、どうかそんな人たちに負けないでください。

 

そこでふてくされてしまったり、落ち込んでいたりしては彼らの思うツボです。「いつか絶対見返してやるからな」と思って頑張ることも大切ですが、その負のエネルギーが強すぎると、せっかくの自分がどんどん陰湿な性格になっていってしまいます。

 

「私ブスだけど、愛想のいいブスでしょ?」とむしろ笑い飛ばしてやってください。こんな切り返しができたら最高だと思います。

 

 

「薄毛はチャームポイントなので。」

・・・ここまでかなり強がったことを書いてきてしまいました。

 

最後にまた一つだけ強がりたいと思います。

 

「薄毛は僕のチャームポイントです。」

 

孫正義さんは次のように言っています。

「髪の毛が後退しているのでない。私が前進しているのだ」

 

『ハゲ』だからって、『ブス』だからって、『デブ』だからってどうってことありません。自分の心の持ちようでは毎日成長していけるのです。

 

薄毛に感謝、とまでは言わないですが、これからもっと自分を好きになれたらいいなと思います。

 

この記事を読んで、今コンプレックスで悩んでいる方が「今日も一日頑張ろう!」と思ってくれれば幸いです。

 

かとけい

 

P.S. これからも薄毛イジリしてくれると泣いて喜びます。

変に気を遣われすぎると逆に何だか申し訳なくなります。笑