ホモサピエンス日誌。はじまる:日本に帰ったら、モーレツに本を読みたい。
どうもマレーシアからこんにちは改めまして、現代のホモサピエンスことかとけいです。久々にブログ書き始めようと思います。
マレーシアから帰ってきてはや2週間が経とうとしております。いやはやほんと時間が経つの速い。光陰矢のごとしやら何とやら。
「そろそろブログ再開させようかな・・・」なんて思ったものはいいものの、一体どんなテーマで始めればいいのかさっぱりわからない。うーん、エンタメ情報、就活、書評・・・。いろいろあるけど、初回にふさわしいのってなんだろうと。
最後の留学ブログのエントリーを書き上げたのは飛行機の中でしたが、空港に着くころにはすでに次のブログのネタを考えてました。そんな妄想にふけっていると、ちょうど本屋を発見し、とりあえず適当に本2、3三冊買ってみようかなと。
そうだ、本を読もう。
日本に帰ってきてからまず絶対にやりたい!と思っていたのが「本を読む」ことなんですよね。ブログとかで文章を書いていて思うんですが、圧倒的に自分の頭の中にある知識、語彙が足りてません。
インプットが足りていない。アウトプットはどうか?というとアウトプットも足りていません。自分の頭だけで考えるには限界があります。インプットもアウトプットも圧倒的に増やす必要があると思いました。
もちろんマレーシア留学中は毎日が刺激的で、辛いこともたくさんあった分、書きたいこともたんまりあったわけですが。にしても、マレーシアでもっともっとアクティブに行動できたんじゃないかと思うわけです。
そんな反省をもとに、日本に帰って来たホモサピかとうは「インプットを爆発的に増やして、それ以上に圧倒的にアウトプットする」ことを心に誓いました。
考える前にやる。やってから問題が生じたら、どうやったら解決できるか考える。本から得られるインプットはその下準備であり、必要不可欠なものな気がします。
まあとりあえず、「インプットといえば、本やろ!」という短絡的な発想で、最近はバカみたいに猛烈な勢いで本を買っては読み、買っては読んでいます。おかげ様で、僕のお財布の中のお金も湯水のように消えていっているわけでございます。お金ください。
目標は一日1冊!
「いや無理やろ!」と思うでしょ。いや意外とね、本は早く読めるものです。
別に速読力なんてなくたって、普通の新書レベルの200-250ページくらいのものであれば、3時間くらいあれば読めることがわかりました。
「いやいや3時間もかかるやん!」という方。いやいや3時間なんて、テレビ見る時間、スマホいじる時間削ればとれるやん。テレビとスマホのある環境から離れてみる、あえてね。
(使いまわしとか言わない。)
何を偉そうに、って感じですが、とりあえずやると決めたことはやる、ってことでモーレツに読書することをここに誓います。笑
日本から帰ってきて読んだ本は・・・
さて、話は戻りまして。ふと見つけた本屋で選んだ本がこの二冊。
「思考の整理学」と「なぜ世界は”右傾化”するのか」
簡単にレビューしてみます。
いわゆる「大学生が読んどいたほうがいいシリーズ」から。一種の自己啓発本とでもいいましょうか。詳しいジャンル分けはわかんないんですけど。見出しの「京大生、東大生に一番読まれている本」という文言で買っちゃいました。大学の生協とかにも置いてあったのでかなり著名な本だと思います。
詳細な感想はまた別のエントリーで書こうと思います。
いやはや、とにかく最初の章からシビれる本でした。
「グライダー人間ではなく、飛行機人間になれ」
学校では先生に言われたことだけをやる従順にやるグライダー人間がよしとされる。
グライダーに、飛行機のエンジンなんて搭載するなんてもってのほか。
学校はグライダー人間の訓練所である。
もし許可なく、自分の好きなほうに飛び立とうとしたら、ちゃんと順路に沿うように強制される。
「優等生タイプ」はこのグライダー人間に当てはまるのではないでしょうか。
誰かに言われたことは責任をもってやれる。ただグライダーは周りの力なしでは飛べません。だから自分が本当に辿り着きたい目的地がわからないし、そもそもそこに行くためのエンジンを持っていないわけです。
そうやってあてもなく宙を彷徨っているうちに、「この風に乗ったら、楽に(安定して)飛べるよ」というささやきが聞こえてきて、その風に乗って飛ぶことだってあります。逆にその風に抗ってでも自分の飛びたい方向に飛んでいく人は、知らず知らずのうちに強力なエンジンを翼につけているのかもしれませんね。
もう一冊は自分の専攻である「国際関係論」「国際政治学」から。といっても、ゴリゴリの専門書というわけではなく、まずはライトなものから。安心の池上彰大先生の本です。
大先生の本は何冊か読んだことがあるのですが、やはり特筆すべきはその「わかりやすさ」。難しいことを簡単に書く(池上大先生の言葉で「世俗化する」)ことがいかに大変なことか。特に政治や経済のことは専門用語だらけで、それを「誰にでもわかりやすく、簡潔に説明する」のは至難の業。
2時間足らずで、ストレスなく読むことができました。
内容についてはトランプ政治からイギリスEU離脱(Brexit)、直近のフランス大統領選挙まで幅広くカバーしています。また最近よく聞く「ポストトゥルース」(政治における客観的な事実よりも、主観的で感情に訴えるもののほうが影響力を持つこと)、「フェイクニュース」といったキーワードもおさえています。
「右傾化する世界」というタイトルの言葉通り、「左派」「右派」「中道派」とは何かについてもその歴史的背景も踏まえわかりやすく説明しています。「右ってなんぞや?保守的ってなんぞや?」と思っている方はぜひ読んでいただきたい一冊です。
インプットの100倍、アウトプットする。
こんな感じで、最近もざっくばらんに本を読み漁っているわけですが、一度に頭に大量の情報を入れた分、頭が混乱してきました。インプット過多です。
てなわけで、今度はアウトプットするぞー!
と思ったんですが、「アウトプット」って何やねんと。
人に会う。イベントに参加する。飲み会に行く。インターンシップのESを書く。旅行してみる。
・・・いろいろ思い浮かびますが、大雑把に言えば「やるかやらないか迷ったらやる」ことがすべて「アウトプット」になるのだと思います。
「やったほうがいいかな、でもやっぱり〇〇だし・・」と考える前に動く。
ホモサピエンスはうんこしたいときにうんこします。やりたいときにやります。
就活のシーズンまであと半年とちょっと。モーレツに本を読んで知識をつけたい。でもそれ以上に、「やりたいことをやる、やると決めたらやる」という意思決定のスピード感を大事にしたいと思う今日この頃でした。