ホモサピエンス日誌。

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【かとけい的妄言】社会人1年目で意識したい3つのこと

こんにちは、山の上大学『元』研究室住人のかとけいです。

ブログ丸々1年半くらいおやすみしておりました…。

理由はいろいろとあるのですが、就活・インターン・学内/学外活動にエネルギーを割きすぎてなかなかブログにエネルギーを割けなくなっていました…。

 

この1年半の出来事の棚卸(反省)についてはまた後日ブログで書くことにして、
復帰1回目としては、「社会人1年目で意識したい3つのこと」というテーマでお送りしたいと思います。


学生と社会人の狭間で

まずこのテーマを語るにあたって、「社会人って何だろう?」というところから始めなければなりません。実はこの「社会人に必要な要素」みたいなテーマは就活生ならおなじみのグループディスカッション(通称GD)でも頻出だったりして、やっぱり「定義づけ」から話を始めるんですよね。笑

 

「社会人」ってなんでしょう?

会社で働いている人でしょうか?

自分の稼ぎのみで生きていける人のことでしょうか?

学生でない人すべての総称でしょうか?

 

…実をいうと僕も答えが出ていません。まだ社会人になってないし。笑

いきなり拍子抜けでも申し訳ないんですが、ここでお伝えたかったのは「社会人ってあいまいな存在」ということです。

 

小学校、中学校、高校、大学と敷かれたレールの上を走ってきた僕にとって、社会人はレールの上に乗っているようで、乗っていない未知の存在です。かなり前の記事でも書きましたが、就活のタイミングで私たちは『何者になりたいか』を問われます。もし仮に『何者になりたいか』が決まっていたとして、そのためのレールは用意されているでしょうか?

 

答えはNo。自分たちで自分たちの道を作っていくことが必要そうです。
もし僕たちの考える「社会」が珍獣も猛獣もいそうなサバンナで、待っていても誰も何も与えてくれない厳しい環境なのだとしたら、僕たちはそのサバイバルな環境下において強くしなやかに生きていく術を身に着けていくことが必須ではないでしょうか。

 

今回は「社会人」というのを「自らのアイデンティティの獲得に向けて、険しいサバンナの中で、道を作り、実際にその道を歩く存在」とやや悲観的に定義したうえで、「社会人1年目を生きていく上で意識したい3つのこと」を書いていこうと思います。

 

1. タフになる

まず最初に僕が心がけたいコトとしては、肉体的にも精神的にもタフになることです。量が質に転化すると考えると、まずはやはり物量をこなせるだけの基礎体力づくりが最も大切だと感じています。

 

ここでいう「タフになる」というのは「長時間労働やストレスフルな仕事にとにかく耐えに耐えまくってマッチョに働く」という意味合いではなく、「攻めも、守りも、休みも意識的にできる器用さを得る」ということ。

 

今日始まって明日終わるようなタスクであれば、徹夜など多少無理をしてクオリティ追求に走ればいいのかもしれませんが、1か月や1年といった長期スパンで毎日限界まで走ると絶対にどこかで体や心が壊れるのではないかと思います。特に僕は割と心配性というか、根詰めて考えてしまう事が多いので、気づけば朝から晩(というか翌朝)まで何かしていた、ということがよくあります(研究室の住人といわれる由縁がここにあります)

 

「限界まで頑張る」「限界を超えても頑張る」という「攻め」の姿勢は大切だと思いますが、常に限界で頑張り続けては自分が限界で出せるパフォーマンスも下がる一方になるのではないでしょうか。「今がスパートをかけるとき」というタイミングを見極め、それ以外は
①「守る」
=グレーにしてよさそうなところはグレーのままに。
 期待値がそれほど高くないものは60%くらいでエコに頑張る

②「休む」

=頑張る必要のないところはやらない、プライベートな時間を確保する。

というこの2点を特に意識したいと思います。

 

そのためには、「今自分の体・心がどんな状態にあるのか、何を欲しているのか」と自分を客観的に見つめる機会が必要です。自己分析は就活だけのものではなく、常に自分の興味・志向・知識・スキル・心理状態は変化し続けるという意味で、定期的にやっていきたいなと思います。

ちょっと矛盾するようですが、自分の限界値も限界まで頑張りぬかないとわからないという意味でそういう死線をくぐるような体験が1年目でもできたらいいなと思っております。笑

 

2. バカになる

2つ目は自分の無知さ(=バカさ)を知って、むしろそれを価値に変えていければと思っています。

「無知さを価値に変える」というのはどういうことかというと、「何も知らないからこそ持てる視点があるはずなので、恥じらいを捨てて勇気をもって行動・発言する」ということです。

 

僕がマレーシアに留学していたときに実践していたことなのですが、「何も意見がなくてもとりあえず授業中に一度は手を挙げて質問する」ということをしていました。
英語がわからない、専門知識が不足しているというハンデを持つ中で、他の人をアッと驚かせるような発言はなかなかできませんでした。それでも、何度も何度も質問をしていると「今日は何も質問しないのか」と先生から質問を求められたり、10回に一回くらいはマシなことが言えるようになっていたりすることに気づきました。

 

今考えてみると、わからないことを「わからない」と真っ先に言える事は自分の意思表示をする意味でも、他の人に気づきを与えるという意味でも大切だったように思います。他の人にとっての「当たり前」は自分にとって「当たり前」ではないし、次に新しく会議に入ってくるメンバーにとっても「当たり前」ではないということを気づかせられるからです。

 

これは「ポジションを取る」という意味でも重要な気がしています。「あいつは毎回質問するキャラなんだ」と記憶してもらえるのは新人である自分にとっては大切なこと。特に新人のうちは「新人」というタグが自分に付与されているわけなので、この「新人」というタグを活かしながらも、いかにタグに+αの部分を加えられるかが勝負なのではと。

 

「ポジションを取る」、これは何も強者の特権ではないと思うのです。

研修や配属を通して、同期や上司と比較して自分の無力さを悟ったときに、「優秀なあの人がやりたがらないこと」が何かを見つけて、それを率先して、泥臭くやる。自分が1年目のときに挫折したことを覚えておいて、来年同じ思いをしている後輩にどうすればうまくやれるかを伝える。優秀でないからこそできる、自分が無知で無力であるからこそできる、「自分の価値」がそこにあるような気がしています。

 

3. ハングリーになる

これが今の自分に最も欠けているものだと思います。

もっと自分のやりたいことを主張する、そのために本気になる、仲間を巻き込む。

 

与えられた仕事を黙々とこなすことも時には大切だと思いますが、常に自分にとってどんな意味がある仕事なのかを考えて、一でも多く主体的に学んでいく必要があるのではないでしょうか。一見意味のなさそうな仕事であっても、自分の心がけ次第では意味のある仕事にすることが仕事を楽しくやっていくコツなのではないか、とろくに働いたこともありませんが思っております。笑

 

もっと言えば、世の中の面白そうで華やかに思える仕事の90%は実際は楽しくない泥臭い仕事だけれど、それを楽しいものに変えた人が持続的に・効率的に仕事をできているのでは、というのが今のところの僕の仮説です。

 

そしてさらに僕の妄想を広げて、じゃあどう楽しめるのか、と考えていくと

①継続:一定期間はつまらなくても面白くなるまでやり続けること

②ソーシャル化:自分ひとりではなく、自ら他者を巻き込みながら前に進んでいく

③目標の見える化:ゲームの能力パラメータのように自分のレベル・進捗を正確に把握できるようにする
④ゲームチェンジ:自分次第でその仕事の攻略の仕方・難易度を変えられる

…などがあげられると思います。僕はゲームが好きでして、このへんはゲームを例にとって考える事があるのですが、実際、学問分野でゲーミフィケーションという分野があり、ビジネスにも応用されている知識体系になっているようです。今絶賛勉強中です笑

 

 

 

スーパーベターになろう!

スーパーベターになろう!

 

(この辺は長くなりそうなのでまた別の機会に譲ります)

 

ちょっと話が取っ散らかってきたので無理やりまとめると

「ハングリーになる」ためには 
①マインド:仕事は自分次第でよくも悪くもできるものであるというマインドを持つ 
②行動:楽しくない仕事を楽しくするためのありとあらゆる工夫をする・そもそも楽しくなるまでに圧倒的な時間をかける 
という2つが大切な気がしております。

そして個人的には仕事に取り組む際には「できる/できない」「向いている/向いていない」という判断軸の前に「やりたい/やりたくない」の判断軸をもって、1mmでもやりたいと思えることはまずはやってみるという心がけでいきたいと思っています。というのも、ほとんどの仕事をやったことがないんだから、やる前から「できる/できない」「向いている/向いていない」では判断できず、とりあえずやってみることで「できる/できない」の判断軸を磨いていきたいと思うのです。

 

 “口動力”のある人ではなく、“行動力”のある人になる

さて、僕が今までつらつらと書いてきたことは、社会人として働いたことのない学生の考える、いわば戯言、妄言のようなものです。しかしながら、上に書いたように「バカになって」わからないこともわからないなりに考える・発言することが大切だと思ってブログを書いております。

 

ただブログを書くだけで、口にするだけで終わらせてはダメ。
批評家になっちゃダメ。それがこの一年間での学びでもあります。

 

僕はこうやって文章にして自分の意見を語ることが好きです。ただこうやって言語化する、口を動かす“口動力”を磨くことに特化したコメンテーター、批評家になりたいとは思いません。僕が目指したいのは口を動かしながらも実際に行動する社会人です。

 

今回書いた3点、①タフになる ②バカになる ③ハングリーになる、

肝に銘じて、頑張っていこうと思います!!

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今回は「社会人1年目で意識したい3つのこと」というテーマでお送りしました。

みなさんの「社会人になるうえで心がけたい(心がけていた)こと」は何でしょうか?

 

これから社会人になる、あるいはもうすでに社会人の方の貴重な意見をお待ちしております!「けしからん!」「当たり前すぎる!」「見当違いも甚だしい」など何でもWelcomeです!

 

かとけい

 

 P.S. 久々にブログ書くとやっぱり時間かかる&まとまらないわで大変ですね。笑

でもブログって自分のわかってるようでわかってない部分(潜在的な学び)をより掘り起こすっていう意味ではとても良いように思いました。また今後もコツコツとブログ書いていこうと思います!