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マレーシア留学 総括② 英語力の変化(その2)TOEICの点数で見る英語力

毎度おなじみマレーシアからかとけいです!

さてさて前回のエントリーでは「マレーシア留学 総括」と称してまずは留学でどのくらい英語力が伸びたかについて書く・・・予定でしたが、「英語力とは何ぞや」の話に終始してしまい本題に入れませんでした。笑

 

てなわけで今回は前回に引き続き「自分の英語力の伸び」について紹介したいと思います。

 

 

 

TOEICの点数、何点とれた???

前回はあまりにも話が遠回りになりすぎたので今回はまず「英語力」のわかりやすい指標といえばこれ、「TOEIC」の点数について書きたいと思います。

 

(ぶっちゃけあんまり点数の公開すると、「留学したのにそんなもん?」的な批判が来そうなのであまり公開したくないところではありますが、これまで偉そうに英語学習についてのエントリーもいくつか書いてきたのでその謎の責任感で書こうと思います。)

 

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ちなみにTOEICを最後に受けたのはこの5月の中旬です。

そのときの点数はずばり・・「825点」 (L415, R410)

うーんこの何とも言えない感じ・・・。

受けた直後の感想としては「あれ、リーディング10分も余ったし、これは900いった???」なんて思ったりもしましたが、まあそんなうまいこといくわけもなくこのような残念な結果になってしまいました・・・。

 

授業の課題等も重なってほぼノー勉でいったのも悪いですが(完全に言い訳)、テストが終わったときに感じた手ごたえの割には点数が伸びませんでした。

 

TOEICの結果を受けて・・・ 自己分析と、対策と、考察。

※今回は自分のスコアだけをもとに勝手に妄想をふくらませてあたかも「留学生すべて」についての傾向を語っていますので、かなり暴論であることはご承知ください。笑

 

<自己分析>

リーディング: リーディングに関しては留学中にかなり量をこなしたので、文章を読むスピードは留学前と比べればかなり上がりました。これはほとんどの留学経験者が感じることではないでしょうか。

 

ただ残念なことにそれと英語を精読する時間は別のもの・・・。Part7(比較的長い文章を読んで答える問題)のところで何問か取りこぼしをしていた感じでした。リーディングは一問間違えると点数がゴリゴリ引かれていくらしいので、その結果495点410点という結果になってしまいました。

 

リスニング:今回900点を超えられなかった(とかいうのもおこがましいスコアですが・・・)最大の要因は圧倒的なリスニング不足。TOEIC900点の最短ルートはこのリスニングで満点近くをとることと言われていて、今回は80点もそれより低かったということでこれは明らかに僕のリスニング力不足です。

 

「英語が聞き取れない」要因というのは大きく分けて2つあり、「英語の音が認識していない」ということと、「英語を理解する速度が遅いため、英語を耳で追いきれない」ことがあると言われています。今回は確実に前者でした。

 

「え、今なんて言ったんだろう?」と考えている間に文章が流れて行ってしまい、結局問題全体の意図が読み取れませんでした。逆に何を言ったのか音として認識できればそれほど問題を解くのにも苦労しなかったと思います。

 

おそらく音がリエゾン(個々の音が繋がって聞こえること)したり、スピーカーがイギリス訛りの英語を話したりすると、どうやら自分の脳内で英語がスムーズに処理されていないのでは(あるいは単なる雑音として聞こえなかったものとして抜けていく)と今のところ分析してます。

 

TOEICではアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダといったネイティブ圏の人の会話が流れるので、そうしたネイティブ圏の英語に慣れていればそれほど苦労はしないはずですが、マレーシアではマレー系、中華系、インド系の訛りのある英語が話されるのでそういった面ではマレーシアでの留学ではなかなかそういった部分を鍛えられません。(完全に言い訳にしか聞こえません・・・笑)

 

とにかくリスニングに関しては無対策どうこうでなく、単純に実力の部分で900点の大台に乗るだけのリスニング力がなかったと断定できます。

 

<今後の対策>

リーディング:おそらくですが、TOEIC特有の問題に慣れておらず、「ひっかけ問題」と言われる問題に何問かやられている可能性があります。笑 なのでおそらく過去問で量をこなせばそのひっかけ問題の傾向がわかるようになるのではないかと考えています。

 

また今回圧倒的に足りていないと感じたのは「語彙力」です。確かに留学で自分の専門としている学問(僕の場合は「国際政治学」や「国際関係論」)の語彙は増えましたが、TOEICに出てくる語彙は基本的にビジネス関連のものです。

 

つまり、留学中、あるいは日本にいる間にこういったビジネス関連の英語について勉強していなかった学生は少なくとも何問かはわからない単語に遭遇していることになります。僕も「ん、この単語の意味は・・・」と考え込んでしまった問題が何問かあり、おそらくそれで問題を読み間違えている可能性があります。

 

というわけで、(仮にTOEIC900点以上を直近の目標に設定した場合は)TOEIC専門の単語帳、あるいはビジネスに関連した単語を掲載している単語帳を一冊やりこむ必要があるように思います。もちろん過去問にいくつも目を通しておくうちに頻出単語は覚えますが、「効率性」の面では単語帳には及びません。

 

リスニング:先ほどかなり言い訳をしましたが、とにかく現状として標準的なネイティブの英語を聞き取るためのリスニング力が不足しています。「英語の音が聞き取れない」ということはそもそもその音のルールを知らないことが原因に挙げられます。

 

その対策としてはシャドーイング」(聞こえてきた音を、その音だけを頼りに、影のように追いかけて発音すること)「リピーティング」(聞こえてきた音をスクリプトを見ながらより正確に発音していくこと)といったオーソドックスなトレーニングを地道に積み重ねていくしかないと思います。

 

もちろんTOEICの点数アップのみならず、発音矯正であったり、より会話の中でなめらかに表現を使うトレーニングをして、実践的な英語力に還元していければベストだと思います。

 

よく聞く話ですが、ただ英語を聞き流しているだけでは、リスニングは上達しないし、発音がよくなったりはしません。留学をしたからといって、コテコテの日本語訛りの英語だった人がネイティブ張りの流暢な発音では英語が話せないのも同様の原理です。

 

当たり前といえば当たり前ですが、「話せる」ようになるためには「話す」トレーニングをしなければならないのです。留学から帰って、英語を話す機会が減るからこそ、一人であっても「話す」環境を作らなればなりません。逆に言えば膨大な宿題から解放された留学後だからこそ、より「話す」練習に費やす時間を増やすことができるとも言えます。

 

<「英語力」と「TOEICの関連性」についての考察>

先ほど書いたように今回はほぼTOEICに無対策で挑んで、留学9カ月でどの程度英語力が伸びるかを測定する意図がありました。いやほんとに。

TOEIC対策をすれば点数が伸びるけど、そこはわざとノー勉で挑む。そういう考えもあってもいいと思うんですよ。)

 

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でまあそんな自分の都合はどうでもいいんですが、今回考えたことは「留学ではTOEICで図れるような【英語力】は図れない」ということではないかということについて。自分で書いておきながらさっそくあれですが、これは半分正解で半分間違いです。

 

つまり、長期の留学経験があれば、800点以上は無対策でもそれほど苦労することなく超えることができると思います。さらに英語が得意な方、留学中に尋常でない努力を重ねた方は全く勉強をせずとも900点の大台に乗ると思います。僕も「全く勉強せずに、素の力だけで900のればいいな~」なんて思ってましたが、残念。そんなに世の中甘くない。

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900点を取るにはリスリングでほぼ満点近く、リーディングで8割以上とる必要があるので、リスニングが得意であればリーディングもそこそこできれば900点には

ただ、900点超えなかったとしても800点以上(またそれに近い点数)をとれていることは確かで、そういった意味での【基礎的な英語力】はついていると思います。ただここでいう「【基礎的な英語力】がついた」というのは本当の【英語力】を目指す土台ができた、スタートラインに立ったに過ぎないと思います。

 

僕も多少は英語でコミュニケーションはとれますが、流暢に話せる状態とは程遠いし、集中していないと相手の言っていることが全くわからないことがあります。すでに900点以上を持っている僕の友達は何か他のことをしていても、英語を聞ける状態、つまり「リスニング力」(聴解)を超えた「ヒヤリング力」(自然に聞く)を身に着けています。

 

ただそこまではいかなくても長期の留学を経験した方であれば、「800点以上を素でとれる【基礎的な英語力】」、さらには「自分の専門とする分野での【専門的な英語力】」の2つを身に着けることはできているのではないでしょうか。

 

そういった意味で「TOEICのスコア」は前者の【基礎的な英語力】を持っているかどうかの確認にはなると思います。前回のエントリーで書いたこととも合わせて言えば、【基礎】がなければ、【専門】の勉強もできません。ただ留学は【専門】を学ぶことで【基礎】も知らず知らずのうちに学ぶことになります

 

今回のまとめ:「TOEIC」と留学で培われる「英語力」

今回は僕のTOEICの結果やその分析をもとに、「TOEIC」と長期留学で培われる「英語力」についての考察を行いました。

 

結論としては「長期留学をすればある程度TOEICで点数が取れるようになるけど、TOEICで点数化されない【英語力】もあったりする」という話でした。

 

今回の考察から言えるのは次のようなこと。

1. TOEICの点数で図れる【英語力】は【基礎的な英語力】のみで、大学への交換留学では【専門的な英語力】を主に鍛えることになる。

 

もし長期留学で仮にTOEICで高得点をとれなかったとしても、その点数だけで「英語力が伸びなかった」とは言い切れません。長期間日本から遠く離れた異郷の地で培った英語力は、留学以前よりもはるかに実用的で、有機的なものに変わっているはずです。

 

2, 大学交換留学の最終的な英語の到達目標は「TOEIC」でないほうがいいかも

今回は僕の中で「TOEIC対策したら意味ないやろと。まず一人一人が、英語力そのものと向き合う!」と思っていたのでTOEIC対策はしませんでしたが(あえてね)、基本的に留学の最終目標がTOEICでないほうがいいのではと思います。

 

というのも上に書いたように、交換留学は主に【専門的な英語力】を培う場であり、それとはかなり性質の違うTOEICを留学の最終目標にしてそれに向けて英語勉強をするとなると、かなり専門分野の勉強をする時間が削られることになります。

 

というわけで交換留学をしている間は、その英語学習者のレベルがどの程度のものであれ、専門分野の勉強に力を入れ、TOEICの勉強のことは頭の片隅くらいに置いておくぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。

 

TOEICの対策はいつでもできても、交換留学での専門分野での学びはその大学に留学している間にしか集中的にはできません。

 

 

 

・・・というわけで今回も分量が多めになってしまったのでこのへんで切って、また次回は「マレーシア留学 総括」と称して、今回に引き続き「英語力」や「価値観の変化」などの視点で話を進めていこうと思います。

 

それでは今日はこの辺で!