MENU

それでも僕は、勉強がしたい。

マレーシアからこんにちは、かとけいです。

ここ1カ月は毎週のようにプレゼンがあってなかなか忙しいですが、不思議なことに僕はこういった勉強を嫌いになれないでいます。いやむしろ好きなのかも。

 

僕も来年の今頃には就職活動の真っただ中にいると思うのですが、今こうしてマレーシアで感じている「もっと知りたい」「もっと突き詰めたい」という思いを忘れずにこれからも頑張っていきたいと感じています。

 

 

f:id:kato-KL:20170325163456p:plain

勉強はやればやるほど面白くなる。

ここマレーシアに留学するようになってから、日本にいたときとは比べ物にならないくらい勉強をするようになりました。もちろんここでいう「勉強」とは足りない英語力を何とか補うための「語学勉強」も含みますが、最近はそれ以上に単純に「もっと知りたい」という知識好奇心で専門分野の勉強をしています。

 

大学の「勉強」というのはいわゆる受験勉強とは違って、「研究」に近いニュアンスを含んでいると思います。受験勉強ではとにかく教科書に書いてあることを暗記して、いかに正確に問題の答えを導き出せるかを学ぶものです。一方で大学では、そのように決まりきった答えを出すことよりも、自分の独自の視点で物事を見て自分なりの答えを導きだすことが求められます。(特に社会科学系の学問はその傾向にあるように思います)

 

もちろんただ教授の授業を聞いているだけでは「知識の拡充」だけで終わってしまいますが、それをプレゼンやレポートでアウトプットすることを通して初めてその知識を自分のものにできて、相手に説明することができるようになります。ただこの知識を吸収して、応用できるようにするのには相当な時間を勉強に費やさなければいけません。

 

恥ずかしながら、日本では僕はそういった努力を怠ってきました。授業も出たり出なかったりで、一夜漬けに近いこともしたことがあります。確かにこれでもありがたいことに授業の単位はいただくことはできました。その結果、僕は「大学の勉強なんて単位をとるためのもので、何の役に立つものでもない」なんて極端な考えに走るようになりました。

 

でもこうしてマレーシアに来て、真面目に勉強するようになって、今までの自分がなんて馬鹿なことをしてきたのか思い知らされました。こちらの大学のローカルの生徒は勉強が忙しくて、アルバイトなんてする時間がないと言います。でも彼らにとっては勉強は強制的なものというよりかは、自ら進んでやるものという意識があるようです。僕も最初は結構勉強が苦痛だと思ったことがありますが、勉強を進めていくうちに勉強すること自体が面白いものだと感じるようになりました。そして「勉強は勉強するほど面白くなる」「噛めば噛むほど味が出る」スルメみたいなものだと気づきました。

 

学んだことが徐々に頭の中で体系づけられていく感覚。

それまでは興味を持てなかった政治的なことがオモシロいと思えるようになること。

今まで見てきたものが表面的なものでしかなく、もっと深い視点で見れるようになること。

大学の勉強はこんなにも面白いと気づけたのはこの留学の大きな収穫の一つです。

 

大学の勉強に『実用性』はない。それでも僕は、勉強がしたい。

「大学で学ぶことは社会に出て何の役にも立たない」

確かに大学で学ぶことそれそのものは社会に出てすぐに役立つものではないでしょう。

特に今僕が勉強している「国際関係論」「安全保障学」「イスラム法学」といったものに企業の求める「実用性」はほとんどないと言っても等しいでしょう。笑

 

ただ先ほど言ったように僕にとって「勉強(研究)はそれそのものが楽しい」もので、目先の利益を獲得するためにやるものではありません。もちろん、実用性のない学問に学ぶ意義を見出せない、という人もいると思います。将来につながる学問のほうがモチベーションを保てることにつながるのは確かでしょう。

 

ただこういった実用性のない学問は「すぐに役に立たない」けれど、「後から必ず役に立つもの」だと思います。政治学や宗教学はお金には変えられないけれど、自分の中で知的財産として残り続けるものです。同じニュースを読むにしてもそれを学んだか、学んでいないかで理解力に大きな差が出ます。偏ったマスコミの報道に流されることなく、自分の頭で考えて物事の本質に気づく能力を養う上でもこういった教養は欠かせないと思います。

 

日本ではこういった勉強を大学生のうちからしている人は少ないし、自分もまたその一人でした。もちろん大学生活をいかに過ごすかは人それぞれです。サークル活動やアルバイトに精を出す人もいれば、趣味に没頭する人もいると思います。大学でやることは人それぞれです。ただ、その中でも「真面目に勉強している生徒」をバカにする風潮があるのは残念なことだと思います。「大学で真面目に勉強したって就活で何の役に立たないよ」という声もありますが、果たして就職に役立つことだけ学ぶのが大学でしょうか?大学はただの就職予備校に過ぎないのでしょうか?彼らは「学びたいから学んでいる」のです。歌を歌いたいからカラオケに行くのと同じです。そしてそうして好きで没頭したことは、それが何であれ、自分のこれからの糧になると思います。

 

おそらくですが、「大学の勉強は役に立たない」という先入観が僕たち大学生から学びを遠ざけ、その結果として「大学の学問はオモシロくない」と思わせているのではないでしょうか。大学院に行くとしても、就職をするにしても、その性質は違えど、自分たちの日常から「学び」を切り離すことはできません。もし僕たちが「大学の学問は将来の役に立たない」という『常識』を信じて疑わないようであれば、将来「ああ大学でもっと政治や経済について詳しくなっておけば」と後悔することになり兼ねません。今すぐ役に立たなくても、将来それが巡り巡って「何か」(それが仕事なのか、暮らしそのものなのかはわからないけど)の役に立つことを信じて勉強すること、それが大切だと思います。その中で勉強そのものが楽しくなれば、儲けものではないでしょうか。

 

さて、さきほど書いたように、来年の今頃は就職活動に専念している時期だと思います。そのときに「大学で勉強をしてよかった」と思えるようにさらに知識を増やし、考えを深めていけるよう今まで以上に精進したいと思います。

 

かとけい