SNSでは見られない、その人の『裏の顔』を覗きみたい。
お久しぶりです、マレーシアからこんにちは。毎度おなじみかとけいです。
そろそろセメスターブレイクも終わりに近づき、新しい学期が始まろうとしています。
最近はもっぱら家にこもって海外ドラマを食い入るように見入っています。笑
引きこもりがちなせいか、ちょっと日中にお天道様の下に行くと眩暈がするという笑えないことになっていますので、そろそろ本気で外に出ないとまずいと思っております。
まあそんなことは置いといて、今日はちょっとディープというか、ともすれば自分の性格の悪さがにじみ出てしまいそうなテーマ、「SNSで教えてくれない『裏の顔』」について書こうかなと。
あくまで「発信」するツールでしかないSNS
最近Facebookやインスタグラムを見て思うことがあります。
「一体この人の投稿のどこまでがホンネで、どこまでがタテマエなんだろう?」
基本的にこういったSNSの類に投下される写真や文章といったものは良くも悪くも加工されています。
まあ当たり前っちゃ当たり前ですが、「SNSに投稿しよう」と思うからにはその人なりに思うところがあるわけです。
自分が感じたもの、見たもの、聞いたことがそのままの形でSNSに反映されることはほぼありません。特にFacebookであったりインスタグラムは投稿するには、写真を撮ったり、文章を打ったりとなんだかんだで結構手間のかかるものです。
(もちろん使い方にもよるけれど)
そのプロセスの中で、自分が意識せずとも「相手にこう見られたい」「こうは見られたくない」という心理が働いて、表に出されるメッセージは誰が見てもクリーンな、ポジティブなものになることがほとんどではないでしょうか。
何だかすごく性格悪いこと書いてるような気がしますが、ここで言いたいのはそれが悪いとかそういうことではありません。むしろ不特定多数の人に見られているSNSではそうあるべきです。誰かのことを傷つけることを書いてはいけないし、相手を暗い気持ちにさせることは避けるべきです。(このブログは読んでて暗い気持ちになる人はいるかもしれませんが笑)
それに誰しもが他の人に良く見られたいと思うのは至極当然のことで、「自己承認欲」なしに人は生きていけません。僕もこうしてブログを書いて、誰かに読まれて、批評なりなんなりをもらうことによってその欲を満たしているわけです。笑
ただそのSNSの「ポジティブ補正」という性質ゆえにその人の眩しい部分ばかり見えてしまって、その人の混沌とした闇の部分というのが全く見えない。もうね、光りすぎて目を開けてなれないくらいの眩い光を放っている人も中にはいます。笑
で、そういう投稿ばかり見ていると何でしょうか、その光の眩さにどこか影に隠れてしまいたくなる自分がいます。
その逆に「たまには光ってみようかな」なんて思って、仰々しく言葉を並べてみたはいいものの、何だか地に足がついていないというか、背伸びした文章に嫌気がさして、結局当たり障りのない文章を書いている自分がいます。
そんなこんなしてるうちに「やっぱり自分にはこういうの向いてないや」とか思い出して一回更新するのをやめてみたり。でもやっぱりほかの人のことが気になるからまた初めて見たり。ホントブレブレですね、嗚呼情けない・・・。
・・・ちょっと話が逸れましたが、要はこうやってSNSを投稿するプロセスの中には大なり小なりその人の思い入れがあるわけです。見る側もそれに応じて葛藤したり、励まされたり・・・。
でもその投稿がその人の「ありのまま」でないとしたら。それが「作られた」ものであったとしたら。むしろ僕はその裏側にある深い闇の部分を見てみたいと思います。
闇があればあるほど面白い。
こんなことを思うのは僕が真性のネクラ野郎だからに違いありません。笑
でもやっぱり人間、いつだってポジティブにはいられないし、いつだって楽しいことがあるわけじゃありません。いやむしろつらいことのほうが多いよ・・・。
そういう部分はSNSじゃ出てきません。でもSNS全盛期のこのご時世、こういったキレイで眩いメッセージが飽和しています。それを見て相手に嫉妬を覚えたり、人間関係に悩んだりするなんていうのも「SNS疲れ」の一種の症状でしょうか?
「私こんなに充実してる」「私こんなに幸せ」「私もよ」「あら私もそうなのよ」という見えの張り合いは疲れます。もちろんたまにはそういうのも必要ですが、それと同じだけ「あああの時はこんな辛いことがあった。」「ほんとやってられないわ」という苦労話、不幸話もあっていいかなと。
面白いことにそういう苦労話、不幸話もなんだかんだで笑い話になるし、むしろそっちのほうが盛り上がったりします。だからこそ、そういう中々人前では言えないような「闇」の部分をたくさん蓄えている人が「面白い人」なんじゃないかなって思います。
まだまだ僕も学生なのでこれから先もっと恐ろしい闇を抱えることがあるかもしれません。しかも人前ではそういったネガティブなものを見せずに、襟を正して生きていかなければいけないかもしれません。でもたまにはその混沌とした闇の部分を打ち明ける機会も必要だし、それが話のタネになると思います。
そんなこんなで闇の深い方、大募集でございます。笑
僕も今留学中なので、楽しいことと同じくらい、いやそれ以上のつらい経験をして、話のネタを増やしていくことに腐心して参ります。
かとけい