マレーシア渡航29日目:マラヤ大学での授業紹介!
こんにちは、こんばんわ。ナシゴレンが美味しいマレーシアからかとけいです。
(ナシゴレンはマレーシアなどの東南アジア圏で食べられるピリ辛の焼き飯です。)
さて早いもので授業も3週目に突入しました。今はリーディングのあまりの多さに毎日寝不足の日々が続いております笑
今日はこのセメスターで取っている授業についての軽い紹介(来年度からのマラヤ大生に留学される方の参考になれば・・)をしたいと思います。
このセメスターで取っている授業は以下の通りです。
①Human Rights and International Politics (人権と国際政治)
②Foreign Policy Analysis (外交政策分析)
③Cultural Tourism in Southeast Asia (東南アジアにおける文化観光学)
④Advertisement (広告学)
⑤Elementary Malay Lungage (初級マレー語)
はい、こんな感じです。このセメスターは基本的に大学での授業の延長線となるような授業をとってみたつもりです。一見何のまとまりもないように思えますが、実はほとんどマレーシアのことが絡んできています。笑
外交政策の分析をするにしてもマレーシアの最近の外交政策を国際関係論の視点(リアリズムとかリベラリズムとか)から分析したり、広告学でもマレーシアの多民族社会にフィットする、あるいは避けるべき広告・PRのあり方を考えたりしています。
簡単に一つずつ紹介していきます。
①Human Rights and International Politics (人権と国際政治)
国際政治・国際関係論の視点から人権について考える授業。イスラムの教えと「普遍主義」(全人類に普遍的な人権が存在するという考え方)とは相いれないものがあるのではないか、といったような議論をしています。
②Foreign Policy Analysis (外交政策分析)
これのリーディングのキツさが半端じゃない。笑 国際関係論の根幹をなす理論(Realsim, Liberalism, Structralismなど)について理解を深め、この理論を使い実際の外交政策(ブッシュ政権のイラク戦争、ケネディのキューバ危機など)を分析する授業。宿題というか、これだけは読んでねっていう本の量が信じられないくらい多い。笑 この授業の予習で毎日50ページくらい読まされます。ただその分授業の濃さも桁違い。
③Cultural Tourism in Southeast Asia (東南アジアにおける文化観光学)
これは今のところそんなにキツくないです。Tangible Heritage (有形文化遺産?)とIntangible Heritage (無形文化遺産)などについてマレーシアの文化遺産などを具体例にして学びます。レポートが15枚以内って書いてあって、8割くらいは書いてって言われた気がするんだけど、いったい何字なんだろう笑
④Advertisement (広告学)
広告学の基礎について学び、マレーシア国内外における広告業の分析をします。このクラスはローカルの生徒20人くらいと留学生の僕1人だけで毎回教授が「日本では広告はどんな感じなの」みたいな感じで突然聞いてくるのでなかなかにハードです。笑
⑤Elementary Malay Lungage (初級マレー語)
まだ一回しか授業出てないのであんまりわかんないですが、先生が留学生をマレー語でいじり倒すので、僕たちは完全に置き去りにされています。笑 あのジョークが聞き取れればこの授業はクリアということでしょうか。
ちなみに基本的にマラヤ大学の授業は2時間のレクチャーに加え、1時間分のチュートリアルがあります。チュートリアルでは授業に関する問いが与えられて、それについてディスカッションをするという形式です。レクチャーがインプットなら、チュートリアルがアウトプットという感じです。
日本の講義と比較してですが、もちろん日本でも自分から本などを読んで授業に臨むことが求められるものもありますが、こちらではこの「自主努力」の部分が非常に大きいと思います。
英語習熟度の問題もあり、僕はこの「自主努力」の部分で恐ろしいほど時間がかかってしまうのですが、予習をすればするほど授業もわかるようになるので予習がそれほど苦ではありません。
今一緒に住んでいるフィリピンの女の子も勉強熱心で2時くらいまでリビングで格闘する日々が続いております。笑 彼女のほうが英語の能力は数段上なのにここまで熱心に頑張っているところを見ると自分も負けてられません。笑
「今年一年は人生で一番勉強した期間にしてもいいかな」、そんな風に思う今日この頃です。
かとけい